宮崎大学医学部附属病院 地域総合医育成センター

高橋 尚宏

フロントラインでの研修を終えて

このフロントラインで研修をしようと決めたのは初期研修2年目の8月のこと。「経験」はしたけど、果たして「一人でできるようになったこと」がどれだけあるだろうか?と漠然とした不安を抱いている時でした。プログラムは2年間で一般内科、循環器内科、整形外科、脳外科の4科を柱とし、「都会でも田舎でも変わらない、頻度の高い疾患を自分で見る」という目標に沿ったものをわざわざ考えてくださいました。

症例は数、種類ともに十分でしたが、最も重要だったのはcriticalな患者に対応するだけではなく、救急対応→入院→外来フォローまで含めた「患者を見る」という点でした。最初から最後まで患者と向き合うことで、初めて、自分一人でできること・できないことの判断が可能になるものだとつくづく実感しましたが、一方で、それを複数の科で実践するのは結構ハードだな...と思うこともありました。しかし、今思えば、その幾分ハードな研修だったからこそ、知識や手技が増える喜びだけでなく、将来どの科へ進んでも必要となる医師としての考え方や態度を身に染みて感じることができたのだと思います。

高橋 尚宏

もっともっとやれたのでは?と後悔する部分もありますが、それでも、この研修プログラムで得たものが自分の想像以上に大きかったことは間違いないと改めて思います。僕をここへ誘ってくれた先生をはじめ、多くの先生方、スタッフの方には改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。